ライバル企業に差をつける!GA4で検索クエリを解析してみよう!

みなさんこんにちは、広告担当Nです!
「ホームページからの問い合わせが少ない…」
「どんなキーワードで検索されているのかわからない…」
そんな悩みを解決するのがGA4と検索クエリ分析です。
中小企業にとって、限られた予算で集客効果を最大化するには、検索クエリを正しく把握し、顧客が求める情報を届けることが欠かせません。

動画・広告担当
Nさん
この記事は以下のような人におすすめ
- 自社のウェブサイトの訪問者のニーズを知りたい
- 検索されているキーワードを知りたい
- 検索クエリを知ることで今後の運用の参考にしたい
岡山では、自社でしっかりとウェブ解析を行い、PDCAサイクルを回しながら顧客ニーズを把握できている企業はまだまだ少ないのが現状です。
だからこそ、今取り組めば競合に先んじて改善を積み重ねられ、ビジネス成長につながる大きなチャンスが広がっています。
この記事では、Googleアナリティクス(GA4)を利用して訪問者がどんなキーワードを入力して自社のウェブサイトを訪れたのかを調べる方法を解説します。
Googleアナリティクス(GA4)は、細かい解析が行える一方で、使い方が複雑なため初心者にとっては多少ハードルが高いツールかもしれませんが、細かい解析はひとまず後回しにして、顧客のニーズを知ることができる検索クエリの確認方法を身につけましょう!
では、張り切っていきましょう!
目次
なぜ検索クエリ分析が岡山の中小ビジネスに重要なのか

検索クエリとは、ユーザーがGoogleで入力する「検索語句」のこと。
たとえば岡山で工務店を営む場合、 「岡山 リフォーム 相場」や「倉敷 外壁塗装 安い」など、地域ワードを含む検索が多く見られます。
これらを分析すれば、顧客が何を知りたいのか、どの段階で悩んでいるのかを理解でき、集客の精度が高まります。
GA4で検索クエリを分析する基本ステップ
Search Consoleとの連携
GA4だけでは検索クエリの詳細はわかりません。
Google Search Consoleを連携することで、実際に検索されたキーワードをGA4上で確認できます。
まずはSearch Consoleとの連携方法を解説します。
「管理 > Search Consoleのリンク」を選択します。

「リンク」を選択します。

「アカウントを選択」をクリックします。

設定したいサーチコンソールのプロパティにチェックし「確認」を選択します。

「次へ」を選択します。

ウェブストリームを選択します。

サーチコンソールと連携するGA4プロパティを選択します。

「次へ」を選択します。

連携する情報を確認し「送信」を選択します。

連携が完了しているか確認してください。

これでSearh Consoleとの連携は完了です。
では、実際にデータを閲覧する方法を見ていきましょう。
レポートでの確認
次回よりアクセスしやすいよう、レポートメニューの中に表示させます。
「レポート>ライブラリ」と進みコレクション内Search Consoleの縦三点リーダーを選択します。

「公開」を選択します。

レポートのメニューに「Search Console」が表示され、「クエリ・Google オーガニックレポート」が表示されています。
「クエリ」を選択していただくと「検索語句」の確認ができるようになります。

連携後は「集客 > Search Console > クエリ」から、 どの検索語で表示・クリックされたか、CTRや平均掲載順位を確認できます。
さらにGA4の探索(Explorations)で、 「検索クエリ × 地域(岡山) × デバイス」などを掛け合わせれば、 地域ユーザーの検索行動を深掘りできます。
今回は流入経路の「キーワード」を閲覧する方法までを解説しましたが、深堀りして解析する方法は別の記事で随時紹介していきます。

設定お疲れ様でした!
当社のサービス「Webito(ウェビト)」では、上記設定をすでに終えた状態で納品いたします。設定が苦手な方でも安心して解析をスタートできますよ。
岡山の事例に学ぶ!検索クエリ活用の具体例
岡山エリアの中小企業でも、検索クエリを正しく活用することで採用や集客に成果を上げている事例がありました。
「どんな言葉で検索されているのか」を把握し、それをサイトやサービスに反映することで、他社との差別化や顧客満足度の向上につながります。
ここでは実際に倉敷の物流業と津山の飲食店が検索クエリを起点に成果を上げた事例を紹介させていただきます。
事例1:倉敷「フォークリフト 求人」での採用成功
まずは倉敷エリアの物流関連企業のご紹介です。
「倉敷 フォークリフト 求人」という検索クエリを狙って採用サイトを最適化した成功事例です。
Google仕事検索の活用
求人情報を正しく構造化データで登録し、Google仕事検索に表示されるように設定。検索結果での視認性を高めました。
他社との差別化ポイントの強調
同一エリアのライバル企業を調査し、給与・勤務時間・待遇条件を比較。さらに求人広告の出稿媒体や内容も確認し、自社の差別化ポイントを明確化しました。
「職場環境」「福利厚生」などが比較優位に立てると判断し、差別化できる要素を強調してページを制作。流入したユーザーに強く印象付ける工夫をしました。
応募ハードルを下げる工夫
若手の人材確保を狙い、気軽に応募できる環境が必要と判断。
いきなり面接ではなく、まず職場見学を設定。応募者が安心してエントリーできる導線を用意しました。
成果
いきなり面接をしない戦略が当たり、エントリー数は増加。さらに、給与面でなく、待遇面の優遇を希望している方が採用できました。

近隣エリアの同業他社の求人情報も分析することがポイントです!
事例2:津山「ランチ 子連れ」で客単価アップ
津山市内の飲食店では、「津山 ランチ 子連れ」という検索クエリでの流入が多いことを分析から把握しました。
子供向けメニューの充実
お子様連れの家族向けに有益な情報としてアレルギー対応などの詳細情報をサイトに明記して、より安心して利用できる店舗であることをアピールしました。
子連れに優しい環境のアピール
ベビーカーでも利用できる広めの席や座敷席をホームページ上に掲載し、実際の写真も載せることで利用シーンを具体的にイメージできるようにしました。
ママ友ニーズへの対応
シェアしやすいランチセットやカフェメニューを工夫し、複数人での利用を促進。
成果
子連れ利用客が増加しただけでなく、滞在時間や客単価のアップにもつながりました。

子ども連れのママさんにアピールし、リピートを獲得することで、売上アップにつながっています。
分析結果を改善につなげる実践ポイント
検索クエリに「岡山」「倉敷」など地域名が含まれているかを必ず確認
岡山エリアで事業を展開する中小企業にとって、地域名を含んだ検索クエリは特に重要です。
「岡山 外壁塗装」「倉敷 剪定」「津山 iphone 修理」など、ユーザーが地域を指定して検索している時点で、その地域で具体的にサービスや店舗を探している可能性が高いからです。
つまりあなたにとって新規の顧客を獲得するチャンスとなります。
よるある解析結果として「自社の社名」ばかり検索されている場合は、新規層への露出が少ないことが考えられます。SNSや看板広告など他の施策が成果を上げている可能性もあります。
直帰率が高いクエリは、ランディングページの内容を改善
GA4で検索クエリごとの流入データを確認すると、クリック数は多いのに直帰率が高いクエリが見つかることがあります。 これはユーザーが「期待していた内容とページ内容が一致していない」というシグナルです。
なぜ直帰率が高くなるのか、以下のようなことが原因だと考えられます。
- 検索意図とのズレ: ユーザーが知りたかった情報がページに載っていない
- 情報不足: 商品詳細・料金・アクセス情報など具体的な答えがなく不満足
- 信頼性不足: 写真が素材感満載だったり、実績・口コミが見当たらない
- 導線不備: 問い合わせ・応募・購入ボタンがわかりにくい、または配置が弱い
上記を踏まえ、ページの内容改修を進めましょう。
CV(問い合わせ・来店予約)につながっているクエリは広告や記事強化に再投資
直帰率とは反対にCV(コンバージョン)につながっているクエリは、ページ内の情報が最適化されている可能性が高いです。
したがって、広告出稿を増やしたりして露出を上げるだけで、そのまま売上アップにつながる可能性があります。
まとめ
岡山の中小ビジネスがWeb集客で成果を出すには、検索クエリ分析が欠かせません。
GA4とSearch Consoleを組み合わせれば、顧客の「検索意図」が数字で見えるようになります。
限られた予算でも、地域SEOを強化し、ニーズに沿った情報を発信することで成果は確実に積み上がります。
GA4はより細かい分析までおこなうことができますが、今回はまず「訪問者がどんなキーワードを入力して自社のウェブサイトを訪れたのか」を知る方法を解説しました。

